2012年11月22日

《Q&A》リカバリーディスクが作れないパソコンでセットアップディスクを作る XP編

Q.
中古のパソコンを購入したのですが、リカバリーディスクが付いてきていません。リカバリーディスクの作成機能もないようです。万が一のために再セットアップディスクを入手することはできませんか。

A.
メーカーから取り寄せを行うか、自分自身で作成してしまうことで対応可能です。

Windows7メディア付きで29800円

■i386フォルダがキー


IBM世代のThinkPad/ThinkCentreで、リカバリー領域はあるものの、リカバリーディスクを作成することができません。
リカバリーディスクはメーカーから取り寄せを行う必要があります。

ただ、工場出荷時のハードディスクの状態を確認いただくと、必ずといっていいほど「i386」という名称のフォルダがどこかにあります。

実は、この「i386」フォルダがかなり重要で、うまく加工すれば再セットアップ用のCDやDVDを作成することができます。
「i386」フォルダはCドライブ直下、もしくは「C:\Windows」配下に存在します。

この記事では、その再セットアップディスクの作成方法を解説していきます。

■1.はじめに



Lenovo/IBM製のThinkPadで対応する手法です。
・Rescue and RecoveryのCD/DVDが必要です(作成可能)。Rescue and RecoveryのCDが作成できないパソコンに関しては、WindowsXPのCDなど、CD/DVDから起動するディスク(リカバリーディスクなど)を使います。
・i386フォルダがあることが前提条件になります。


■2.イメージファイルの準備


1つひとつ手順を追う必要がありますので、慎重に進めてください。

*No.1 Rescue and RecoveryのCD/DVDを用意する


R60やX61などのシリーズにおいては、次の操作にて当該CD/DVDを作成できます。

1.スタート→すべてのプログラム→ThinkVantage→Create Recovery Media※
2.「レスキューメディアを作成」を選択。
3.画面の指示に従って作成します。

※Create Recovery Media(リカバリーメディアの作成)のメニューがない場合、こちらよりRescue and Recoveryのダウンロード・インストールを行なってください。

~Rescue and Recovery対象機種~ Lenovoサイトより
・ThinkPad Reserve Edition
・ThinkPad Edge 11, E10, Edge 13, E30, Edge 14, E40, Edge 15, E50
・ThinkPad G41, G50
・ThinkPad R50, R50e, R50p, R51, R51e, R52, R60, R60e, R61, R61e, R61i
・ThinkPad T43, T43p, T60, T60p, T61, T61p
・ThinkPad X32, X40, X41, X41 Tablet, X60, X60s, X60 Tablet, X61, X61s, X61 Tablet, X300, X301
・ThinkPad R400, R500
・ThinkPad SL300, SL400, SL400c, SL410, SL500, SL500c, SL510
・ThinkPad L410, L412, L420, L510, L512, L520
・ThinkPad T400, T400s, T410, T410i, T410s, T410si, T420, T420i, T420s, T500, T510, T510i, T520, T520i
・ThinkPad W500, W510, W520, W700, W701
・ThinkPad X100e, X200, X200s, X200 Tablet, X201, X201i, X201s, X201t, X220, X220 Tablet
・ThinkPad Z60m, Z60s, Z60t, Z61e, Z61m, Z61p, Z61t
・ThinkCentre A35, A50, A50p, A51, A51p, A52, A53, A55, A57, A57e, A58, A58e, A60, A61, A61e, A62, A63, A70, A70z
・ThinkCentre E50, E51
・ThinkCentre M50, M50e, M51, M51e, M52, M52e, M55, M55e, M55p, M57, M57e, M57p, M58, M58e, M58p, M70e, M75e, M90, M90p, M90z
・ThinkCentre S50, S51
・ThinkStation D10, D20, E20, S10, S20, C20, C20


*No.2 ブートセクターファイルを抽出


Rescue and RecoveryなどのCDから起動可能なディスクには、ブートセクターと言って、CDの中身を読むための情報が格納されています。
再セットアップディスクを作成するのにこのブートセクターのファイルを使いますので、抽出します。

1.こちらより、「bbie10.zip」をダウンロードします。

bbie10-1.PNG
赤枠の部分のどれか一つクリック


2.1を展開すると、bbie.exeが出現します。

bbie10-2.PNG


3.Rescue and RecoveryのCDを入れて、CDドライブは何ドライブに当たるかを確認します。写真では「Gドライブ」として認識されています

CHECKDRIVELETTER.PNG



4.2で出てきたbbie.exeを右クリック→ショートカットを作成します。

Shortcut.PNG


5.更に作成したショートカットアイコンを右クリック→プロパティを開き、
  「リンク先」の最後の部分に次のように入れてOKを押下します。

「 G:」
(半角スペースと3で確認したCDドライブのパス)


bbie10-3.PNG


6.ショートカットをダブルクリックして実行します。一瞬だけ黒画面が出て、すぐに「image1.bin」というファイルが生成されます。これで抽出完了です。

bbie10-4.PNG


*No.3 ファイルの準備


1つフォルダを作成し、そちらに必要なデータを保存します。

1.Cドライブ直下に、「XPCD」などの名称で一つフォルダを作成します。

preparation1.PNG


2.通常はi386フォルダがCドライブ直下にありますので、これを1で作成したフォルダにコピーします。
  (重要なデータにつき、移動は行わないでください)

preparation2.PNG


3.こちらのファイルをダウンロードし、1で作成したフォルダに保存します。

4.3で保存したファイルを2つ複製し、
  複製したものは次のようにファイル名を変更します。

<WindowsXP Professionalの場合>
・WIN51IP
・WIN51IP.SP2(Service Pack2適用済みの場合。SP3適用済みの場合は「WIN51IP.SP3」に変更)

<WindowsXP Home Editionの場合>
・WIN51IC
・WIN51IC.SP2(Service Pack2適用済みの場合。SP3適用済みの場合は「WIN51IC.SP3」に変更)

5.No.2で抽出したimage1.binを、1で作成したフォルダにコピーします。

6.i386フォルダに「BOOTFONT.bin」というファイルがありますので、こちらも1で作成したフォルダにコピーしてきます。

これにより、フォルダの中には以下の画像のように6つのファイルが存在することになります。これらが揃ったら準備完了です。

preparation3.PNG


No.4 ISOイメージに変換


いろいろファイルをコピーしたフォルダの構造を元に、CD起動可能なディスクのイメージファイルを生成していきます。

1.こちらのリンクから、「CDRecoadフロントエンド(cdrecord_fe.zip)」をダウンロード・展開します。

CDRecord-01.PNG
展開したフォルダの中身


2.「cdrecord_fe.exe」を実行します。

3.「フォルダ構造からISOイメージを構築する」を選択して次へ進みます。

CDRecord-02.PNG


4.次の設定を行います。

・ファイル名規則とファイルシステム→「ISO9660 Lv.4」を選択
・「ブータブル(EITorito準拠)ディスクにする」→チェックON


CDRecord-03.PNG


5.次の設定を行います。

・「ISOイメージの構築元ディレクトリ」に、必要なデータを確保したフォルダを設定。
・「構造元ディレクトリ内のブートイメージ」に、【image1.bin】と入力。
・「非エミュレーションモード」→チェックON。


CDRecord-04.PNG


6.イメージの保存先を選んで次へ進めます。

CDRecord-05.PNG


7.確認画面です。「構築」を押下します。

CDRecord-06.PNG


8.コマンドの画面が出ます。しばらくすると画面が消え、構築処理が終わります。

CDRecord-07.PNG


No.5 ISOイメージをCDに焼く


Burn1.png

ISO形式に変換されたファイルを、CD-RやDVD-Rに焼きます。
今回はCD-R1枚(700MBタイプ)で作成できます。

ISOイメージをメディアに焼けるソフトはたくさんあり、どれを用いても正常に動作できます。
Power2Go、ImgBurnなどがそれに当たります。

*ImgBurnを使用して作成する場合


1.今回作成したISOファイルを右クリック
→「プログラムから開く」をポイント
→ImgBurnを選択。

Burn2.png


2.CD-Rを入れて、書き込みボタンを押して待つだけです。

Burn3.png


※ImgBurnのインストール方法は、こちらを参考にしてください。

実際にこのディスクを使う場合は、
1.CDを入れた状態で電源を入れ、
2.Press any key...と表示されたら何かキーを押して、あとは画面の指示に従い進めていきます。


■ご注意


・今回作成したインストールディスクでは、137GB以上の容量のあるハードディスクを正常に認識できないことがあります。
・専用のドライバは必ず確保しておいてください。Cドライブ直下に「Driver」というフォルダが収録されている場合は、フォルダごとUSBメモリなどに保存しておきます。Lenovoのサイトには最新の専用ドライバやソフトもありますので、予めダウンロードしてUSBメモリに確保しておくとスムーズです。
・インストールの際には、パソコン本体に貼られているCOAラベルというシールに記載の「プロダクトキー」を入力する必要があります。英数字の羅列25桁です。

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posted by アドミン at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | メンテナンス | 更新情報をチェックする
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