2017年05月20日

《ネットワーク》パソコン間のデータ移動を「LANケーブル1本」で行う方法

【2017/05/20更新】
一部分において異なる画像が表示されていたため、修正いたしました。その他、情報追記も行っております。ご迷惑をおかけいたしました。

当該記事は次のサイト様にも掲載させて頂いております。
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  • パソコンからパソコンにデータ移動を行う方法としては、USBメモリやSDカード、CD-RヤDVD-Rなどの外部媒体を介する方法が主流ですが、外部媒体をすぐに用意できないケース、またはセキュリティの都合で外部媒体を使用する事ができないケースが考えられます。

    そこで役立つのが、LANケーブル1本です!データ移行をささっと終わらせられるのでおすすめです!(^^)

    ■用意するもの:LANケーブル1本


    ほぼすべてのパソコンで、いわゆるLAN端子という接続口が備わっています。

    (写真の右がLAN端子。左はUSB端子。LAN端子の右側に、各パソコンが線で繋がっているようなマークがありますが、LAN端子のことを意味しています。)
    右側がLAN端子。左側はUSB端子。


    ここにLANケーブルを2台のパソコンに接続し、下記の設定を行うことで、旧パソコンから新パソコンへのデータの受け渡しができます。USBメモリやハードディスクなどの媒体を購入するよりも、はるかにコストの安いデータ移動方法です。
    今回は、パソコンが2台あったとして、AのパソコンからBのパソコンへデータを移動するための手順を解説していきます。いずれもLAN端子が備わっていて、正常に動作することを前提にしています。

    ※以下、データ移行元(古いPC)をPC-A、データ移行先(新しいPC)をPC-Bとします。

    【重要】クロスケーブルとストレートケーブル


    LANケーブルには、クロスケーブルストレートケーブルといった種類があります。
    パソコン同士を繋いでデータ移行を行う場合は、基本的にクロスケーブルを用いることをおすすめします

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    筆者ではストレートケーブルを用いてデータ移行を行うことに成功しておりますが、どちらか一方のパソコンのLAN端子が「1000BASE-T」規格に対応していたことで実現しています。
    そのため、双方ともに「1000BASE-T」規格に非対応の場合、ストレートケーブルで接続したとしても通信エラーとなってしまいます。クロスケーブルを用いるか、ストレートケーブルをクロスケーブルに変換するコネクタを付けるなどして対処する必要があります。

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    ※「1000BASE-T」規格に対応している場合は「Gigabit LAN対応」などと謳われています。現在お使いのパソコンが当該規格に対応しているかは、メーカーホームページやカタログよりご確認ください。

    そもそもクロスケーブルとストレートケーブルって何?


    ■設定手順


    STEP1 各パソコンのフルコンピュータ名とワークグループ名を確認する。
    STEP2 各パソコンにて、IPアドレスの設定をする。
    STEP3 PC-Bのデスクトップに共有フォルダを作成する。
    STEP4 PC-Aから共有フォルダを開いてデータ移動。

    STEP1 各パソコンのフルコンピュータ名とワークグループ名を確認する。


    WindowsXP
    コントロールパネルから【システム】を開き、「コンピュータ名」タブを押下して確認。


    WindowsVista/7
    スタートボタン押下→【コンピューター】を右クリック→【プロパティ】押下→画面左側の「システムの詳細設定」を開く→「コンピューター名」タブを押下して確認。


    Windows8/8.1
    デスクトップを表示した状態でチャームを開き、【設定】を押下→【PC情報】を押下→画面左側の「システムの詳細設定」を開く→「コンピューター名」タブを押下して確認。


    Windows10
    スタートボタンを右クリック→【システム】を押下→画面左側の「システムの詳細設定」を開く→「コンピューター名」タブを押下して確認。


    フルコンピュータ名とワークグループ名の確認画面。変更をここで行うこともできます。


    ※2台のパソコンを比較して「ワークグループ名」が異なる場合、「変更」ボタンを押下してワークグループ名を変更・統一します。「フルコンピュータ名」は異なっていて問題ありませんが、同一の場合は別のフルコンピュータ名へ変更します。
    例:フルコンピュータ名を「PC-A」と「PC-B」にし、ワークグループ名は「WORKGROUP」に統一する。

    ※変更後はPC再起動が必要です。

    STEP2 各パソコンにて、IPアドレスの設定をする。


    WindowsXP
    コントロールパネルから【ネットワーク接続】を選び、「ローカルエリア接続」を右クリック→「プロパティ」押下→「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択して「プロパティ」押下。


    WindowsVista
    コントロールパネルから【ネットワークと共有センター】を開き、画面左の「ネットワーク接続の管理」を選択→「ローカルエリア接続」を右クリック→「プロパティ」押下→「インターネットプロトコル(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」押下。


    Windows7
    コントロールパネルから【ネットワークと共有センター】を開き、画面左の「アダプターの設定の変更」を選択→「ローカルエリア接続」を右クリック→「プロパティ」押下→「インターネットプロトコル(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」押下。


    Windows8/8.1/10
    コントロールパネルから【ネットワークと共有センター】を開き、画面左の「アダプターの設定の変更」を選択→「イーサネット」を右クリック→「プロパティ」押下→「インターネットプロトコル(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」押下。


    ※WindowsキーとXキーの同時押し→「コントロールパネル」の順で呼び出せます。

    (お使いの場所のネットワーク環境によってはいろいろ設定されている場合もありますが)基本的には次の写真のようにIPアドレス自動取得・DNSサーバーアドレス自動取得で設定されていると思います。この設定を変更します。

    IPアドレス設定画面。特殊な設定を行っていなければ、IPアドレス自動取得・DNSサーバーアドレス自動取得の設定になっていると思います。


    【PC-A】(移行元)
    IPアドレス→192.168.0.1
    サブネットマスク→255.255.255.0

    PC-Aについては、IPアドレスを192.168.0.1に、サブネットマスクを255.255.255.0に設定。


    【PC-B】(移行先)
    IPアドレス→192.168.0.2
    サブネットマスク→255.255.255.0

    PC-Bについては、IPアドレスを192.168.0.2に、サブネットマスクを255.255.255.0に設定。


    ※デフォルトゲートウェイやDNSサーバのアドレスは未入力でOKです。

    この設定が終わりましたら、【PC-A】(移行元)【PC-B】(移行先)をLANケーブルで直接繋ぎます。


    STEP3 PC-Bのデスクトップに共有フォルダを作成する。


    デスクトップの何もない所を右クリック→「新規作成」→「フォルダ」を選択。
    →フォルダの名前は任意で決めます。(この記事では「共有フォルダA」とします)



    その後、フォルダを共有するように設定していきます。

    WindowsXP
    共有フォルダAを右クリック→「プロパティ」を開く→「共有タブ」を開き、次のように設定します。
  • 「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」→ON
  • 「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」→ON
  • ネットワーク上でこのフォルダを共有するをONに、ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可するをONにする。


    WindowsVista/7/8/8.1/10
    いくつか手順を踏みます。
    【2017/01/16】こちらの設定手順を大幅に更新しました。

    1.共有フォルダAを右クリック→「プロパティ」を開く→「共有タブ」を開く。


    2.共有フォルダのプロパティ画面が出るので、「共有」ボタンをクリック。


    共有ボタンをクリック。

    3.「ファイルの共有」設定画面において「名前」の選択欄が出てくるので、「Everyone」を選択→「追加」をクリックします。


    「Everyone」を選択して、「追加」をクリック。

    4.その下の一覧に「Everyone」が追加されるので、「アクセス許可のレベル」「追加」に切り替えます(重要!)。

    (こちらを切り替えないと、データコピーのときにエラーが発生します。必ず切り替えてください)
    読み取りと書き込みができるように設定を変更します。

    5.下記の画像の通りに設定できたら「共有」をクリックします。


    赤枠のとおりに設定できたらOK。


    6.下記の画面が出てきたら「終了」をクリックします。


    共有設定完了時の画面。

    7.オレンジ枠の部分のようになっていればOK。「閉じる」を押して終了です。


    共有設定完了時はオレンジ枠のとおりになります。


    STEP4 PC-Aから共有フォルダを開いてデータ移動。


    WindowsXP
    マイコンピュータを開き、画面左から「マイネットワーク」を開きます。

    マイコンピュータ画面。マイネットワークを選ぶ。


    更に、「ワークグループのコンピュータを表示する」を選択します。PC-Bが現れます。

    マイネットワーク画面左部。ワークグループのコンピュータを表示するをクリック。これでPC-Bが出現する。


    WindowsVista/7/8/8.1/10
    エクスプローラーを開き、「ネットワーク」を選択すると、PC-Bが自動的に現れます。


    PC-Bにアクセスすると、共有フォルダAが見えますので、そこをダブルクリック。あとはそのフォルダにデータをコピーしていくだけです。

    共有フォルダをダブルクリックして、開いたフォルダの中にデータをバンバン移行していきましょう!


    こちらもお試しください

    設定は正常にも関わらず、まれに、PC-AからPC-Bが見えない現象が出ることがあります。この場合は下記の操作でPC-Bにアクセスできるかをお試しください。
    1.Windowsキーを押しながらEキーを押して「エクスプローラー」を開く。
    2.F4キーを押して、アドレスバーに文字入力ができるようにする。
    3.「\\192.168.0.2」と打ち込みしてEnterキーを押す。
    →これにより、共有フォルダAが見えます。



    ■よくあるトラブル


    PC-Bにアクセス時にパスワードを要求される場合


    これはPC-BがWindowsVista/7/8/8.1/10の場合にありがちですが、パスワード保護共有が有効になっていると該当の現象が出ることがあります。(WindowsXPでも、設定によっては出ることがあります。)
    その場合は、PC-Bで設定されているアカウント名とパスワードを入力してアクセスするか、下記の操作にて、PC-Bに設定されているパスワード保護共有を無効化します

    1.共有フォルダAを右クリック→「プロパティ」を開く→「共有タブ」を開く。


    2.「ネットワークと共有センター」をクリックする。


    共有フォルダのプロパティ画面下部に、ネットワークと共有センターへのリンクがあります。

    3.共有の詳細設定画面が出ますので、画面下部にてパスワード保護共有を無効にします。


    共有の詳細設定画面下部にて、パスワード保護共有を無効化します。


    PC-Bにアクセス出来ない場合


  • 上記のパスワード保護共有を無効化する画面の中で、「ネットワーク探索」、及び、「ファイルとプリンタの共有」が無効である可能性があります。これらを有効化してください。
    ※この設定がおかしいケースがほとんどです。移行元、移行先共に設定をご確認ください。

    共有の詳細設定画面。ネットワーク探索と、ファイルとプリンタの共有の設定は有効にしておきます。


  • ファイアウォール機能により弾かれている可能性があります。双方のパソコンにファイアウォール機能が動作している場合は無効化して再試行してみてください。


  • ※データ移動が終わったら


    それぞれのIPアドレスの設定を元に戻しておきましょう。元に戻さないと、インターネット接続ができなくなる場合があります。

    ■【補足】Windows8/8.1/10をご利用の場合


    Microsoftアカウントでこの操作を行おうとすると失敗する事例があるようです。出来る限りローカルアカウントで操作されることをおすすめします。

    ■チェックリスト


    一時的にチェックリストのファイルのリンクを外しております。近日更新致します。お待ちくださいませ。

    ■大容量ファイルの転送にもってこい


    上記の手段のメリットは、何といっても、次のようなメリットがあります。

  • 外部媒体を介さずに直接移動できること
  • 安価であること(500円以下)
  • 速いこと(環境により転送速度は変化します)


  • 動画ファイルなどの大きなファイルを別のパソコンにコピーするときにUSBメモリや外部ハードディスクを使用していては、2倍以上の時間を要してしまいます
    (バックアップや持ち運びにはいいかもしれないですが・・・)

    パソコンを買い換える時のデータ移行には、とても重宝する手法と言えるでしょう。
    今後WindowsXPから他のパソコンに変えるユーザーさんにオススメします!

    【関連リンク】
    《ネットワーク》パソコン間のデータ移動を「LAN環境を使って」行う方法
    《お勧め》高速でのファイルコピーを実現!「マッハCopy」

    posted by アドミン at 17:17
    "《ネットワーク》パソコン間のデータ移動を「LANケーブル1本」で行う方法"へのコメント
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